新生活日記

自由気ままに書きたいこと、言いたいこと、好きなことを書いています。

夢と挫折と夢と現実

(ここに「夢と挫折」について書いてください)



Netflix火花お題「夢と挫折」



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小さい頃は警察官になりたかった。
近所の交番のお巡りさんに憧れて。

中学の頃までは街のお巡りさんになりたかった。

高校生になってからは保母さんに夢が変わり、地元の短大に進学も考えていた。
だけどバスには乗れない、電車にも乗れない私が地元の短大に進学するのは無理と諦めた。

高校2年で早々に進学先を決めた私は地元から逃げる事ばかり考えていた。

進学先は北海道!!それも札幌ではなく旭川。
何故なら旭川には祖母も住んでいたし、親戚もいる。
何より私には捜さなければならない人がいた。
「産みの親」私を産んですぐに捨てた人。
どこに住んでいるのか!?

そこに辿り着くまで、親戚にそれとなく聞いて見たけど、誰も教えてはくれない。

戸籍上は「特別養子縁組」で、今の両親の戸籍に入っているので、戸籍上は「長女」

八方塞がりの私には捜すすべがなかった。
それでも、根気良く聞いて行ったら「安足間」と言うところ言うのが判明した。

最初「安足間」がどこにあるのか?
どこに行けばいいのか?わからなかった。

進学して友達が出来て「安足間」って、どこ?と、聞いたら、先輩が連れて行ってくれた。
旭川から1時間足らず、小さな町と言うより村?
駅前の淋しい事。

取り合えずここが私が生まれた町。
と、言う事だけはわかった。

しかし、考えたら名前も知らない、どこに住んでるか知らない。

手がかりなどなかった。

諦めろ、何もわからないで捜すのは無理!!
と、言われたけど、私は車の免許を取ってから毎週のようにその町に通った。

大学生の時は見つける事が出来なかったのに、就職し結婚し、子供が生まれてからも通いつめた。

そして、偶然にも子供にジュースを買いに入った店で「遊びにきたの?」と、聞かれた。

私は咄嗟にそーなんですとは言えなかった。
しかし、それが誰なのか?名字はわかった。

家も見つけた。
 
偶然にも私そっくりな女性が立っていた。
声を掛けようともどった時にはその人は家の中からカーテン越しのこちらを見ていた。

訪ねようか?迷った末に私はその場を離れたら。
もし、違ったら、今さら現れても迷惑だと思ったから。

それでも、夜中に私はポストに長男の写真と住所を書いた紙をポストに入れに行った。

恨み事ではなく、産んでくれた事の感謝と結婚して子供が生まれた事だけを書いて。


返事はなかった………………私は声を掛けなかった事を後悔した。話しかけていたら何か違う発展があつもたかも?

この日、私は自分がやってきた事に挫折感を覚えた。

それから私は夢をなくした。
完全なる挫折………………私にそっくりなその人は多分母だったのでしょう?


声をかけたら変わっていたかも、知れない。

今年の夏、また、挫折するために、訪ねて見るつもりです。

もし、違っても認めてくれなくても、ボンズ氏と娘を見せに行こうと思っている。

感謝の意味を込めて。

それで違って、挫折するかも知れない。
それでも、私の夢は子供たちを見せること。
多分、母が生んだのは私が娘を生んだ年と換わらないとおもう。

存命なのか?それとも鬼籍に入っているかわからないけど、今度こそ、伝えたい「産んでくれてありがとう!!」

何度挫折してもこの夢だけは変わらない。