新生活日記

自由気ままに書きたいこと、言いたいこと、好きなことを書いています。

我が家の本棚事情。

今週のお題「わたしの本棚」
今の我が家に本棚を置くスペースはないので、大切な本は押し入れの中に。

その中でも1番好きな本で引っ越す度にリサイクルにも出さず、一緒に北海道にやって来た本です。

今から30年以上前に出版され、1部のマニアには人気があったようです。
(数年前にリバイバルで再出版されました。)

「雪の断章」佐々木丸美
この本は本屋さんで何気に手に取り、読み始めたら最後まで一気に読んでしまいました。

物語の舞台は北海道札幌、孤児と青年の愛と苦悩、
孤児が青年と一緒に暮らすまでの苦労と青年と暮らし初めても、引き取られた先のお嬢さまにいじめられ、殺人犯にされるも自分は殺人犯ではないと頑張る姿と犯人だと決めつける刑事、やがて本当の殺人犯を見付け出した時の苦悩。

恋愛小説ともミステリー小説とも違う、不思議な本です。

佐々木丸美さんの本は全部、リサイクルに出す事も出来ず、単行本、文庫本両方同じ本が2冊づつあります。
どの作品も舞台は北海道です。

佐々木丸美さんご自身は数年前に病気で生まれ故郷の当別町でお亡くなりになりました。

突然現れ一気に作品を世に出し、突然消えたと言う感じですが本当素晴らしい作品ばかりです。

佐々木丸美さんご自身が北海道当別町出身で当別町に暮らし、そして作家になりマニアなファンに支えられていた作家さんも珍しいと思います。

「雪の断章」自体は斎藤由貴さんの主演で映画にもなりました。
ですが、こちらはお薦めしません!!
原作とかけ離れ「なんで!?映画にしたんだ!!」と、思ったものです。
それでも、ビデオテープは持ってます。

こちらも原作とはかけ離れているとは言え、捨てられずに押し入れの中で眠ってます。
もう、観たくてもビデオデッキ自体ないので見れませんが。

バイバルで再出版されている、佐々木丸美さんの本を手に取った方は是非お読みになって下さい。
丸美ワールドを堪能して見て下さい。

今でも根づよいファンを持つ丸美ワールドはなかなか、最近では見掛けないタイプの小説です。